専修学校設置基準の目的
専修学校設置基準は、専修学校をつくるための条件が書かれています。この状況を見て都道府県知事が学校として認可していいかを判断します。
専修学校はどんな人たちが作ることができるの?(設置者)
学校を作ることが出来るのは「学校法人」が一般的ですが、専修学校はもっと他にも社団法人、財団法人、医療法人、社会福祉法人、宗教法人などや個人でも作ることが出来ます。
ただし、次の条件をクリアしてないと専修学校を作ることは出来ません。
- ある程度の財産を持っていること(経済的基礎)
- 技術や技能を学ばせるための知識や経験をもっていること(知識・経験)
- 周りの人たちに信用されていること(社会的信望)
上記のポイントについて、少し説明します。
1.ある程度の財産を持っていること(経済的基礎)
学校を作るには教育を継続的に提供できるだけの財産を持っている必要があります。例えば、校地、校舎、設備などの環境や教職員を雇うだけの財産は持っていないといけません。
入学してく生徒がいるなら生徒数が少なくとも卒業するまでは継続して学ぶ時間や環境を提供するのが学校の役割です。
2.技術や技能を学ばせるための知識や経験をもっていること(知識・経験)
専修学校は生徒がなりたい自分になるための知識や経験を提供する役割を持っているのだから専修学校教育に一定の見識や教育内容についての知識や経験を持っていないと学校として認められません。
3.周りの人たちに信用されていること(社会的信望)
専修学校を作るには社会的に信用されていなければなりません。専修学校は生徒の将来に対するお手伝いや地元企業に就職してもらい街を活性化させる役割もあります。こうしたことから地元の人や企業から信頼されていないと学校を作ることは出来ません。
専修学校設置基準にはどんなことが決められているの?(設置基準)
専修学校設置基準には、専修学校作るために必要な基準が記載されています。
ここでは、その基準の中から専門学校入学前に知っておくと役に立ちそうなポイント10選を簡単に紹介します。オープンキャンパスに行く前やパンフレットを取り寄せたら確認してみてください。
- 専修学校には、入学資格の違う3つの課程があります。
- 中学卒業者が入学する高等課程(高等専修学校)
- 高校卒業者が入学する専門課程(専門学校)
- 入学資格が特定されていない一般課程
- 専修学校には昼間部と夜間部があります。
- 通信制の学科もあります。
- 1クラスは40人以下。
- 授業は1コマ50分が標準的。
- 1年間で昼間部は800時間以上、夜間部は450時間以上学びます。
- 学ぶ時間を単位で示す学校もあります。1単位は45時間が目安です。
- 教員は、担当する専門科目を6年以上経験してる人が就任します。
- 1学科には3人以上の教員がいます。生徒数によって人数が増加します。
- 校舎の最低面積は最低260平方メートル。 テニスコート1面ぐらいです。生徒数が増えるともっと大きくなります。
専修学校設置基準の全文を見てみたい人は、リンクをクリックしてみてください。文部科学省HPに掲載されているページに飛ぶことができます。
もっと詳しく知りたい人は、問い合わせから質問してください。
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