この投稿を読むと、専門学校の中で一定の基準を満たした学校を卒業すると「専門士」や「高度専門士」という称号が付与されることを理解できます。
大学の教育課程を修了すると「学士」という学位がもらえたり、大学院の修士課程や博士課程修了すると「修士」や「博士」という学位がもらえます。専門学校の場合には学習する時間や内容によって「専門士」「高度専門士」という称号がもらえます。
*学位は、学校教育法で決められており、海外でも通用する称号をもらうことが出来ます。
専門士とは
「専門士」は、平成7年に出来た制度で、文部科学大臣が認定した専門学校を卒業するともらえる称号です。
この称号をもらうことで、学校で学習してきた、知識、技術、技能を第三者に提示することが出来ます。
また、この制度が出来たことによって、専門学校卒業者が大学に編入学できるきっかけとなりました。
専門士の称号をもらうためには、文部科学大臣が認定した専門学校を卒業しなければなりません。専門学校が、文部科学大臣から認定を受けるためには次の3つの要件をクリアしなければなりません。
- 修業年限が2年以上
- 総授業時数が1,700 時間( 62 単位)以上
- 試験等で成績評価し,その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること
高度専門士とは
「高度専門士」は、平成17年に出来た制度で、文部科学大臣が認定した専門学校を卒業すると貰える称号です。
この称号を貰うことで、より付加価値の高い、高度な知識、技術、技能を第三者に提示することが出来ます。
また、この制度が出来たことによって、専門学校卒業者が大学院に編入学できるきっかけとなりました。
高度専門士の称号をもらうためには、文部科学大臣から認定した専門学校を卒業しなければなりません。専門学校側は、文部科学大臣から認定を受けるために次の4つの要件をクリアしなければなりません。
- 修業年限が4年以上
- 総授業時数が3,400 時間(124 単位)以上
- 体系的に教育課程が編成されていること
- 試験等で成績評価し,その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること
まとめ
文部大臣に認められた2年制の専門学校を卒業すると「専門士」という称号がもらえます。また、文部大臣に認められた4年制の専門学校を卒業すると「高度専門士」という称号をもらえます。
皆さんが専門学校を選ぶときには、パンフレットを取り寄せたり、オープンキャンパスに参加したりして、「専門士」「高度専門士」の称号がもらえるか確認してくださいね。
このことについて、もっと詳しく知りたい人は、お問い合わせから質問してください。
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